紅葉の御嶽、犠牲者を思う ２７日で噴火１年

５８人が亡くなり、５人が行方不明と

なった噴火から２７日で１年を迎える

御嶽山（岐阜、長野県）は、飛騨頂上

で紅葉の季節を迎えた。連休中の２１

日も鮮やかな自然の景色を求めて登山

者が訪れ、１年を前に慰霊の思いを込

めて登る人もいた。


　火口から２キロ圏内は入山が規制さ

れているが、飛騨頂上周辺では火山灰な

ど噴火の痕跡は全く見られない。


　９合目の五の池小屋は連休中、下

呂市の小坂登山口から登る登山者ら

が毎日２０～３０人宿泊。噴火の影響

で例年より客の数は大幅に減ったもの

の、７月の営業再開から今シーズンで

一番の繁忙期となった。


　管理人の市川典司さん（４５）は

「風評被害が収まり、客足は徐々に戻

りつつある。今年は１０年に一度の見

事な紅葉。ぜひ見に来てほしい」と話

していた。


　五の池小屋近くでは、山頂や規制

看板の写真を撮る登山者の姿が見ら

れた。滋賀県東近江市から訪れた公務

員森玄徒さん（２９）は「登って慰霊

したいという思いがあった。予想より

もにぎわっていて驚いた」と話していた。
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岐阜新聞社

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私も慰霊の登山にいきたいと思います。